MENU

プライベートサロンとは?開業のメリット・デメリットや押さえておくべきポイントを解説!

「プライベートサロンをオープンしたいけど、何から始めるといいの?」
「プライベートサロンのメリット・デメリットって何?」
「サロンオーナに自分でもなれるんだろうか?」

この記事では
プライベートサロンを開業したい

  • セラピスト
  • 整体師
  • 鍼灸・マッサージ師
  • エステティシャン
  • 美容師
  • ネイリスト
  • アイリスト

皆様の疑問にお応えします。

最近は、とにかく行動!でサロンを初めている方も増えていますが、その後の準備や集客に苦戦して理想と現実の大きな違いに戸惑う方も多く見受けられます。

せっかく自分のサロンを持つなら、内装やコンセプト・働き方などにもこだわりたいですよね!
そこで、今回は現役リラクゼーションサロンのプロデューサーである筆者が
「プライベートサロンを立ち上げる時に必要なこと」
「プライベートサロンを立ち上げる際に事前に知っておくべきこと」をお伝えしていきます。

自分の技術・経験・自信・想い。
それを形にしていく方法の一つとしてプライベートサロン成功の秘密を解説。
ぜひ、ご自身に必要なことをメモに取りながら、ワクワクして読み進めてみてくださいね。

目次

プライベートサロンと自宅サロンの違い

「プライベートサロン」「自宅サロン」とはどんなイメージでしょうか。

なんとなく、マンションや家の一角をサロンにしている印象かと思いますが
はっきりとした定義は定められていません。

プライベートサロンは自宅サロンも含まれている場合もありますが、自宅サロンは自宅が伴っている場合のみに用いられます。

自宅サロンに比べると広い範囲で捉えられるプライベートサロン。これから作っていくサロンにどんな空間が当てはまるのか見てみましょう。

プライベートサロンとは?

プライベートサロンとは、

  • マンションや自宅/レンタルサロンの一室を使って施術を提供するサロン
  • 1人の施術者に対して1人のお客様が対応するサロン
  • 小規模なプライベートな空間が守られるサロン

というように「少人数」「プライベート空間」「小規模」というキーワードで連想するとイメージが湧くのではないでしょうか。

自宅サロンとは?

自宅サロンとは、

  • 自宅の一室を使って施術を提供するサロン
  • 自宅と併設された空間で施術を行うサロン

プライベートサロンとは、住居が伴っているという点で明確な違いがあります。

プライベートサロン開業に伴うメリット・デメリット

皆さんが「プライベートサロンを開業したい」と思った時にメリット・デメリットは重要な項目の一つかと思います。

店舗型サロンに勤めている場合と
「施術」
「費用」
「働き方」
の3つの項目に分けて比較してみましょう。

プライベートサロン開業に伴うメリット

施術

  • コンセプトを自由に決めることができる
  • こだわりたいことを追求できる
  • インテリアや音楽など空間を好きなようにできる
  • お客様に寄り添ったサービスが提供できる
  • 技術や施術方法などアップデートしたことをすぐに提供できる
  • お客様との時間(ラップタイム)を多く取ることができる
  • 取り入れたいメニューをすぐに作ることができる

費用

  • メニューの価格を決めることができる
  • 何にどれくらい費用をかけるのか決めることができる
  • 給料を決めることができる
  • こだわりたいことに費用をかけることができる

働き方

  • 働く時間を自分で決めることができる
  • 休みの日を自分で設定できる
  • 時間の融通が利く
  • スケジュールを自分のライフスタイルに合わせることができる
  • 複業が可能

プライベートサロン開業に伴うデメリット

施術

  • 高額の設備や機械をすぐに取り入れることが難しい
  • 施術者が1人、または少人数の為代わりがいない

費用

  • 開業後、事業が安定するまで支出が多い
  • 収入が安定するのに時間がかかる
  • キャンセルの痛手が大きい
  • 1人のお客様にかける時間が長くなる程、価格を割高にしなければいけない

働き方

  • 時間に制限がないため働き過ぎてしまう
  • 基本的に全て自分でやらなければいけない

それぞれの項目別にメリット・デメリットを出していきました。

店舗型サロンに勤めていた時は自分で決めなくても、研修から集客、施術や給料も予め決まっている中で施術に集中できる環境の方が多かったのではないでしょうか。

こんなこともやらないといけないのか!ということも実際に出てくるものです。
ですが、それ以上に大切なのは
「こんなサービスを作りたい」
「もっと稼ぎたい!」
「自由な働き方がしたい」
などの自分の目的や目標を大切にしてワクワクすることだと思います。

メリット・デメリットの例として上げた中で、自分がこれ!と思うものにチェックを入れることで”自分が今、何を大切にしたいのか、何が不安なのか”がより明確に見えてきます。

ぜひやってみてください。

プライベートサロン開業までのステップ

プライベートサロン開業をする際にどのような流れで開業できるのか事前にイメージできると安心ですよね。

ここでは、コンセプトを決めるところから、開業の準備までの流れを紹介していきます。
サービスの種類によって申請するものや必要資金も違いますので、それぞれ確認していきましょう。

①コンセプトを決める

コンセプトは開業するにあたり大切な柱となります。

  • 誰に
  • 何を
  • どんな風に

サービスを提供するのかを明確にしましょう。
自分の中にあるイメージを言語化することで客観視できるようになり、より具体的にイメージができるようになります。

その他に決めることは

  • サロン名
  • キャッチコピー
  • 開業日
  • 場所
  • メニュー(名前/価格/内容/時間)
  • 購入品
  • 内装

などがあります。

②計画を立てる

①のコンセプトを元に、いつオープンしてどんな方法で集客をして利益を出していくのか。
どの位の期間で初期投資を回収できるのか。など、サロンを運営していく上で細かく計画を立てていくことが重要です。

(事業計画書)

  • 事業の概要
  • 理念
  • セールスポイント(強み)
  • 市場調査
  • 経営戦略
  • 売上目標
  • 仕入れや取引先
  • 販売方法
  • 収益予測
  • 必要資金

③事前準備

ここから本格的に必要なものを一つずつ揃えていきます。

  • 資金
  • 申請・届出関係
  • 集客
  • 物件
  • 備品や設備

上から順に、準備時間がかかる事として並べていますので参考にしてみてください。

⚪︎資金
まず何をするにも資金が必要となります。
自己資金があればいいのですが、足りない場合や運転資金として不安がある場合は、日本政策金融公庫や銀行の創業融資も一つの手段です。
申請〜融資まで約1ヶ月程かかるので予め調べて準備を始めることをオススメします。
また、自治体の補助金や助成金制度もあり、要件に当てはまれば受給できる可能性があります。一度調べてみるといいでしょう。

開業資金の目安は以下です。
物件にかかる費用が大きいため、自宅/マンション/テナントに分類しています。

  • 自宅       20〜50万円
  • マンション    100〜150万円
  • テナント     250〜600万円

⚪︎申請
今回紹介するのは、

  • セラピスト
  • 整体師
  • 鍼灸・マッサージ師
  • エステティシャン
  • 美容師
  • ネイリスト
  • アイリスト

全職種共通して必要な申請書類は「開業届」です。また、任意ですが、筆者がもしもの時にオススメする「賠償請求保険」の二つです。

美容師とアイリストについては、美容師免許が必要な事と、シャンプー台の取り扱いがあることから店舗型と同様の申請が必要となりますのでそちらも説明していきます。

*開業届
開業届とは新たに事業を開始した時、事業用の事務所・事業所を新設した時の手続きです。
個人事業主は1年の所得を計算→確定申告→所得税の納税を行います。その際に開業を行ったという届が必要です。
申請しなかったからといって罰則はないのですが、事業を始めてから1ヶ月以内での申請を行いましょう。

届出方法は2種類。

  • オンライン   パソコンからe-Taxソフトで届出を作成の上、e-Taxに提出
  • 税務署に提出  管轄の税務署に行って書類を記入、提出するとその場で完了

税務署に行って書類を提出した場合はその場で処理をしてもらい完了するので縁起のいい日や記念の日に開業したい方は直接提出がオススメです。

引用:A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

*賠償責任保険
賠償責任保険とは、サロンの備品や設備の不備である以下

  • 施術中に誤ってお客様に怪我をさせてしまった
  • お客様の物を破損や汚損してしまった
  • 火災や事故で休業しなければならなくなった

などの営業に伴う補償をしてくれます。
(各種補償内容は違うので申込時に確認しましょう。)

お客様とトラブルがあった際も間に入ってやりとりしてくれたりと、何かあった時に安心して対応できます。1人サロンの場合は自分が怪我や病気になった時、売上を作れなくなった場合などの休業補償等もあります。

技術職である私たちは身体が資本なので、安心して仕事に取り組める状況を心がけていきましょう。

*テナントで設備から設置する美容師のみ該当

【消防署】
①防火対象物工事等計画届出書
工事を始める7日前までに建物や建物の一部を工事する場合に、管轄の消防署に提出
例)「間取り」や「天井高さ」の変更等改装・テナント入れ替え

東京都の方はこちらから引用:東京消防庁<申請様式><防火対象物工事等計画届出書>

②防火対象物使用開始届出書
建物や建物の一部をこれから使用する方が届出するものです。使用を始める7日前に管轄消防署に提出する必要があります。
例)建物の建築後・改装工事後・テナント入れ替え後

東京都の方はこちらから引用:東京消防庁<申請様式><防火対象物使用開始届出書>

予めどんな消防設備が必要なのかも事前に管轄の消防署に確認しましょう。

*美容師・アイリスト(まつ毛エクステ・パーマ等の施術をする方)

【保健所】
管轄の保健所にもよりますが、美容所の開設届や構造設備の概要や管理美容師講習の修了証を提出し、立入検査があります。安全衛生の面で床の素材や照明の明るさなどチェックされます。

また美容師の結核や感染症にかかっていないかの診断書等提出する所もあります。

保健所によって多少書類の内容が違いますので、テナントが決まり、工事詳細が決まった段階で一度管轄の保健所に相談と今後の流れ等確認をしておきましょう。

東京都西多摩の方はこちらから引用:美容所 東京都保健医療局

⚪︎集客
オープン前のSNS準備次第で初月から集客できるチャンスがあります。
現在ではインスタグラムでの集客が主流となっていましたが、TikTokも活用している方も増えてきました。

サロンをオープンするために

  • 物件を見ている
  • 内装を作っている

準備中の過程を見せてファンを事前に作っていく方もいます。
その他、ターゲットの年齢に合わせて

  • TikTok
  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter(X)
  • YouTube
  • Googleマイビジネス
  • ブログ
  • HP
  • 公式LINE

など、選んでいくことが可能です。

⚪︎物件
自宅サロンやレンタルスペースを活用して開業する方以外は施術場所の確保が必要です。最近ではサロン向けの物件を集めたサイトも複数あり見つけやすくなっています。

一般の物件で探すのもいいですが、中には禁止されている物件もあるので必ず管理会社や大家さんに確認しましょう。

店舗と違ってプライベートな空間になるため近隣の騒音や匂い、ご近所さんの雰囲気なども内見の際にチェックしておくと安心です。

⚪︎備品や設備
職種によっても、提供するサービスの内容により金額に大きく幅があります。
あくまでも目安として活用してくださいね。

◎セラピスト (備品のみの推定予算:30万円)

  • マッサージベット
  • マッサージオイル
  • シーツやタオル
  • 紙ショーツ
  • フェイペーパー
  • ホットキャビ
  • ガウン
  • スツール
  • テーブル
  • 鏡などのインテリア

◎整体師 (備品のみの推定予算:15万円)

  • マッサージベット
  • シーツやタオル
  • フェイペーパー
  • スツール
  • テーブル
  • 鏡などのインテリア

◎鍼灸・マッサージ師 (備品のみの推定予算:15万円)

  • マッサージベット
  • シーツやタオル
  • フェイペーパー
  • スツール
  • テーブル
  • 鏡などのインテリア

◎エステティシャン (備品のみの推定予算:100万円)

  • エステベット
  • 商材
  • エステマシン
  • マッサージオイル
  • シーツやタオル
  • 紙ショーツ
  • フェイペーパー
  • ホットキャビ
  • ガウン
  • スツール
  • テーブル
  • 鏡などのインテリア

マシンの金額の幅で大きく変わってきます。

◎美容師 (備品のみの推定予算:500万円)

  • シャンプー台
  • セット面
  • 椅子
  • シャンプー、カラー剤などの商材
  • ヘアアイロン
  • ドライヤー
  • キャスター
  • インテリア

このほかにシャンプー台の工事費がかかります。

◎ネイリスト (備品のみの推定予算:50万円)

  • テーブル
  • 椅子
  • 照明
  • ネイル商材
  • UVライト
  • デザインサンプル
  • 内装インテリア

◎アイリスト (備品のみの推定予算:50万円)

  • テーブル
  • 椅子
  • 照明
  • 人工まつ毛などの商材
  • 内装インテリア

工事や高額のマシンを導入する方もいると思います。備品の予想総額を出し、どの備品に力を入れたい、こだわりたいのかを明確にしてより良いサロンを実現化していきましょう!

備品を購入する際のワンポイント

私たちは日頃から様々な人たちのサポートを受けながら営業ができています。
備品を購入する際にはその先に業者さん達との関わりもあります。
今後継続的に商材や備品を購入する際に良好な関係が築けるよう、一言挨拶からはじめてみましょう。
繋がりがあることで新しい情報や重要なヒントをもらえることもありますよ!

また、金額の大きなものを購入する際は特に相見積もりを取るようにしましょう。個人オーナーの場合は相場を知らないと思われて高い金額で提示されることもあります。
一度相場を調べた上で金額が妥当で信頼できるかを確認しましょう。

優先順位を決める

こだわりたい物や所の優先順位をつけることも重要です。
予算に対して、あれもこれも全部こだわりたい!と予算がかさみ現実とかけ離れていくことがあります。

「ここだけはこだわりたい!」という優先順位が明確になっている場合は、加減や金額の調整をすることができます
例えば、オイルトリートメントに使うお客様の身体にかけるシーツ(1枚)と、お客様の体の下に敷くシーツ(1枚)は絶対に「オーガニックコットンじゃなきゃダメ!」と感じているとします。

しかし値段で見ると、一般的なシーツに比べて3倍の価格…。とすると
①別の備品の予算を削ってこちらの優先させたいこだわりを大切にするのか
②まずは下のシーツのみ一般的なものを購入し、売上がでてきた頃にこだわりのシーツを購入する。
など方法としてはいろんな考え方があります。自分のこだわりを否定する必要はありません。

こだわりを大事にした上で何ができるかの対策も考えていきましょう!

無理に最初から100%の理想サロンにしようとすると、他のことに支障やストレスがかかってしまうので少しずつ改良していくような感覚で軽やかに決めていきましょう!

効果的な集客方法

ここからは集客方法について紹介していきます。

プライベートサロンとなると1人や少人数、マンションの一室で行っているため集客ができないと必要以上に不安になったり焦ったりして、お客様に施術や接客の面でもパフォーマンスが下がってしまいます。

開業を決めた段階で集客に取り組んでおきましょう。

SNSの活用

先程、集客に対して

  • TikTok
  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter(X)
  • YouTube
  • Googleマイビジネス
  • ブログ
  • HP
  • 公式LINE

これらの状況をお伝えしていきました。
ターゲットに向けて発信していくのにはどのSNSが効果的に届けることができるか。
それぞれのSNSにどんな特徴があるかを紹介していきます。

SNS名年齢層特徴種類
TikTok20代−40代短時間の動画F
Facebook30代ー50代関係性が近い方F
Instagram20代-40代リール作成可F
Twitter(X)20代-50代50文字で伝えるF
YouTube30代-50代長時間動画S
Googleマイビジネス20代-50代場所にこだわり有S
ブログファン層ストックされるS
HPファン層情報を細かく掲載S
公式LINE20代-40代ファンが集まってるP

この一覧を踏まえた上で右の種類を見てください。
F=フローメディア…流れていくもので最新情報が常に上位に表示される
S=ストックメディア…時間が経っても残っていていつでも見られるもの
P=プッシュメディア…こちら側からアクションを起こすことができるもの
これがF→S→Pの順に回っていくとお客様が商品を買ってくれる、予約してくれる流れになっていきます。

ターゲットが日頃どんな暮らしやタイムスケジュールで動いているのかそれを想像するとどんなSNSを使っているのか、ぜひ観察してみてくださいね。

紹介制度の充実

実際にサロンにご来店いただいたお客様からの紹介や口コミで新規のお客様を迎えることは広告費も宣伝費も一切かからないため収益UPにつながっていきます。
まずその場で満足していただくことが前提にはなりますが、その次に何をすることでお客様が周りの方々に勧めやすくなるかを考えてみましょう。

例)
・紹介カードをお渡しする
・ご紹介様にもご新規様にもプレゼントや特典

口コミ評価

お客様の口コミは非常にリアルで説得力があります。高評価の口コミのお店はそれだけでも注目されます。
オープン当初は口コミを集める工夫を勧めていきましょう。

プライベートサロンの成功サロンの秘訣とは?

ここからは私も実践していることを紹介していきます。
プライベートサロンは、店舗型のサロンに比べて外から見えない事により集客が難しいとされています。

初めてサロンにいくお客様からしても
「なにか押し売りされちゃうのかな」
「どんな人が施術してくれるのかな」
「どんな雰囲気でどんな施術なんだろう」など不安になる要素が沢山あることがわかります。
そこを一つずつクリアにしていくようなSNSの発信が定着していけば安定して新規のお客様に出会えるようになるでしょう。

スタッフの人柄がわかる

プライベートサロンにおいて、どんな人が施術をしてくれるのかは大きなポイントです。
文章や写真で自分の人柄が伝わるような発信を積極的に行っていきましょう。

中には顔写真を掲載したくない方もいらっしゃると思います。
そのような場合は、感情や趣味などプライベートな情報も組み込んでいくことで人柄をイメージしやすくなります。

特殊な技術がある

皆さんにはいろんな技術を持っていらっしゃる方も多いと思います。
その中でターゲットが求めている側面の言葉に言い換えてみたり、伝わりやすいような表現にすることが大切です。

自分には何もない、特に特殊な技術はない。というふうに感じている方は、日頃から意識している小さなことをなんでもいいので書き出してみましょう。

自分では大したことないと思ってやっていることの中に、ターゲットが喜ぶ素材が入っていることがあるでしょう。
どうしてもわからない時は友人や仲間に客観的な自分の長所を聞いてみましょう。

開業時に注意すること、避けたい失敗事例

成功の秘訣と一緒に注意すること、私が体験した失敗例もご紹介します。

時代の流れや状況により、その都度判断をしていく必要があるため、これをすると”必ず失敗する”ものではなく、あくまで一つの材料として参考にされてくださいね。

価格を下げ過ぎる

最初の頃は集客ができない!と焦って「価格を下げる」方法をとってしまいます。

気持ちは十分わかるのですが、次回来店には繋がりにくく、結局毎月多くの人数を施術しなければいけなくなります。

お客様も安い価格に慣れてしまうと、本来自分が希望する価格には付いて来れなくなってしまいます。「最低でも値下げするとしたらここまで」という基準を作っておくと悩む時間も少なくなってオススメです。

自分の言いたいことばかり発信する 

SNSで自己紹介をしたり、サロンについて発信することが増えると思います。

その際に、自分が言いたいことを発信することも大切ですが、それ以上にターゲットがどんな言葉を求めているか、どんな情報をほしいと思っているか。そこにも注目してみましょう。独りよがりの発信にならないことが大切です。

まとめ

今回はプライベートサロンを開業するために、というテーマで書いていきました。

筆者もサロン運営を経験する中で気づけたこと、成長できたことが沢山ありました。もともと抽象的なタイプでしたのでコンセプトもなんとなく決めていたのですが明確に決めたことで、

【自分が提供したいサービスを、求めるお客様が来るようになりました】

この確率が上がることで自然とリピート率が高まり、より安定したサロン運営につながっていきます。

また、筆者は数字や計算、計画を立てることが非常に苦手です。どちらかというと目の前のことを常に全力で頑張るから、計画なんていらない!という猪突猛進タイプでした。

きっと同じような感覚の方もいらっしゃいますよね。

しかし、計画を細かく立てておくことで「今日はこれをやる」「ここまでやり切る」とその日にやるべき小さなゴールが見えるようになるので漠然とした目標よりも焦ったり、不安になったりと無駄なエネルギーを使うことが少なくなりました。

新しいチャレンジで不安なこともあるかもしれませんが、この経験を通じてご自身が得たいこと、感じたいことがきっと得られると思います。

ご自身の今までの経験やこれからの願いを大切にして、沢山のお客様が笑顔になっていくことを心から願っております。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

古澤真希(makino) フリーランス・セラピスト
日本マッサージ選手権[オイル部門 4位](2023年)
2023年まで渋谷にてオイルマッサージ専門店のサロンプロデューサーを務め現在は独立。2度の店長経験と、店舗立ち上げの経験をもとに、セラピストをはじめとする個人サロンの集客問題解消をミッションとして掲げている。2019年にはアメリカまで人体解剖実習に参加するなど行動的で探究心が豊か。

コメント

コメントする

目次