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個人エステサロンの平均売上はいくら?売上アップのポイントを5つ解説!

個人エステサロンの経営において、売上は最も重要な指標の一つです。開業を検討している方や、現在サロンを経営している方にとって、平均的な売上を知ることは、目標設定や経営改善の重要な指針となります。個人エステサロンの平均売上や年収はどの程度なのかと、売上アップのための実践的なポイントをご紹介します。

目次

個人エステサロンの平均的な売上金額はいくら?

個人エステサロンの平均的な月間売上は、一般的な目安として80〜150万円程度と言われています。ただし立地や規模、サービス内容によって大きく異なる場合があります。

個人エステサロンオーナーの年収はどれくらい?

個人エステサロンのオーナーの年収は、サロンの売上から経費を差し引いた利益が基本となります。経費には家賃や光熱費、材料費、人件費、広告宣伝費など様々な項目が含まれ、一般的に売上の40〜60%程度が経費として計上されます。そのため、実質的な年収は売上の約40〜60%が目安となります。

自宅エステサロンオーナーの年収

自宅エステサロンオーナーの年収は400~500万円程度が目安となります。これは、月間売上60〜80万円程度に対して、経費率が売上の30~40%という収支構造から算出される数字です。自宅エステサロンは、家賃や大きな設備投資が不要なため、経費比率を抑えやすい特徴があり、効率的な収益確保が可能です。

プライベートエステサロンオーナーの年収

プライベートエステサロンオーナーの年収は、平均して500〜600万円程度が目安となります。月間売上は100〜150万円程度で、家賃や設備投資などの固定費により経費率は売上の50〜60%となりますが、席数などに応じてより高い売上を期待することができます。

個人エステサロンの平均売上を下回ってしまう要因とは

月間売上が平均的な数字を下回ってしまうサロンには、いくつかの共通した課題が見られます。売上が一般的な平均を下回ってしまう原因を詳しく解説していきます。

コンセプト設定のミスマッチ

地域特性や顧客ニーズとのミスマッチは、売上低下の大きな要因となります。特に、立地と価格帯の不一致や、ターゲット層の誤認は深刻な問題につながります。また、地域ニーズの把握が不十分なまま開業したり、競合との差別化が図れていないと売上低迷に陥ることがあります。これらの課題に対しては、地域の人口動態調査や競合サロンの分析、定期的な顧客アンケートの実施などを通じて、適切な対策を講じることが重要になります。

集客不足

効果的な集客施策が実施できておらず売上が伸び悩むケースは多く見られます。ポータルサイトに掲載していなかったり、SNSマーケティングや広告施策の不足による認知度の低さに加え、集客チャネルが特定の方法に偏っていたり、予約の取りづらさが問題となっているケースもあります。これらの課題を解決するには、複数の集客チャネルを効果的に組み合わせ、予約システムの見直しを図るとともに、定期的な効果測定を行うことが必要です。

リピート率の低さ

新規客の獲得だけでなく、リピーターの確保が重要です。多くの場合、施術の質にばらつきがあったり、接客サービスが不十分であることが原因でリピート率が低下しています。また、アフターフォローの不足や会員制度が未整備なため、顧客との継続的な関係構築ができていないケースも少なくありません。リピート率の向上には、これらの要素を総合的に改善していく必要があります。

価格設定のミス

適切な価格設定は、収益性に直結します。原価計算の不備や競合との比較不足により、適切な価格設定ができていないと売上低迷につながってしまいます。また、提供する価値に見合わない価格設定や、値上げのタイミングを誤ることで、顧客離れを招くこともあります。継続的な市場調査と適切な原価計算に基づく価格設定が重要です。

 サービスメニューの魅力不足

顧客ニーズに応えられないメニュー構成は、機会損失につながります。定期的なメニューの見直しや新メニューの開発が不足していると、顧客の興味を維持できません。季節に応じた提案やオプションメニューの充実など、顧客ニーズの変化に応じた柔軟なメニュー展開が求められます。既存メニューの改善と新規メニューの見直しを計画的に行うことで、サービスの魅力を維持・向上させることを心がけましょう。

個人エステサロンの売上アップ方法とは

エステサロンの売上アップには、新規客の獲得、リピート率の向上、客単価の上昇という3つの要素が不可欠です。これらをバランスよく強化することで、安定的な売上アップが実現できます。特に個人エステサロンの場合、大手サロンと比べて予算や人員に制約があるため、より効率的な施策の選択と実行ができるよう解説していきます。

集客を強化し新規獲得

新規顧客の獲得は、サロンの成長に欠かせない要素です。特に開業から間もない時期や、新メニュー導入時には、積極的な集客活動が重要となります。オンラインとオフライン双方のチャネルを効果的に組み合わせることで、より幅広い層へのアプローチが可能です。また、各集客チャネルの特性を理解し、自サロンのターゲット層に合わせた施策を選択することで、より効率的な集客が実現できます。

具体的な施策:

  • ポータルサイトの活用
  • SNSマーケティング
  • 紹介プログラムの整備
  • ポスティング

リピート率向上

エステサロンの安定経営において、リピート率の向上は新規獲得以上に重要な要素です。新規顧客の獲得コストは、既存顧客の維持コストの5倍とも言われており、リピーターを増やすことは経営効率の向上に直結します。また、定期的に来店する顧客は、季節の新メニューやキャンペーンにも反応しやすく、売上の安定化にも貢献します。さらに、満足度の高いリピーターは口コミによる新規顧客の紹介も期待できます。

実施すべき取り組み:

  • 会員制度の導入
  • アフターフォローの徹底
  • 顧客データ(誕生日月など)の活用
  • 特典プログラムの実施

単価アップ施策

売上アップを実現する上で、客単価の向上は非常に効果的な方法です。既存の来店サイクルを維持したまま売上を伸ばせるため、効率的な経営改善が可能となります。特に、お客様一人一人のニーズや悩みを丁寧にヒアリングし、最適なメニューやコースを提案することで、自然な形での単価アップが実現できます。また、季節に応じたキャンペーンや限定メニューを組み合わせた提案により、通常より高額なメニューへの誘導も可能です。物販との組み合わせは、施術効果の持続性を高めると同時に、売上アップにも貢献する重要な要素となります。

効果的な方法:

  • コース提案の強化
  • オプションメニューの充実
  • 物販の強化

個人エステサロンの売上アップのポイント5つ

これまで見てきた売上アップの方法を実践する上で、特に重要となるポイントを5つご紹介します。ポイントを押さえて適切に施策を講じることで売上最大化を目指しましょう。

①ターゲット顧客の明確化と特化

売上アップの第一歩は、誰に対してサービスを提供するのかを明確にすることです。年齢層、来店目的、価格帯への許容度など、理想の顧客像を具体的に設定することで、効果的なアプローチが可能になります。例えば、「働く女性向けの痩身エステ」や「主婦層向けのアンチエイジング」など、特定の層に特化することで、サービス内容や販促方法を最適化できます。また、ターゲットを明確にすることで、広告費用の効率的な配分や、的確なサービス開発にもつながります。

②ポータルサイトの活用

エステサロン専門のポータルサイトは、集客の基盤となる重要なツールです。特にターゲット層が積極的に利用するポータルサイトを選択し、戦略的に活用することで、効率的な集客が可能になります。写真やメニュー説明、価格設定など、ポータルサイト上でのプレゼンテーションを工夫することで、予約獲得率を高めることができます。頻繁に更新する必要もないため、集客面で最初に押さえたいポイントになります。

③SNSや公式LINEの活用

現代の消費者とのコミュニケーションには、SNSやLINEが欠かせません。これらのツールを効果的に活用することで、顧客との密接な関係構築が可能です。特に、施術前後の写真や日々の店舗の様子、スタッフの人となりが伝わる投稿は、親近感と信頼感の醸成に役立ちます。また、キャンペーン情報や空き枠情報の発信により、即効性のある予約促進も実現できます。

④MEO施策

地域密着型のエステサロンにとって、MEO(Map Engine Optimization)は非常に重要な要素です。Googleマイビジネスの最適化により、地域検索での上位表示を目指すことで、新規顧客の獲得につながります。特に「近くのエステサロン」といった検索意図の強いユーザーにアプローチできる点が大きな魅力です。定期的な投稿更新や写真の追加、クチコミへの対応など、継続的な取り組みが効果を高めます。

⑤単価アップ戦略

売上アップには、来店頻度の向上と共に、客単価の向上が重要です。これには、単なる価格設定の見直しだけでなく、提供価値の向上が不可欠です。例えば、オプションメニューの充実や、コース料金の設定、商品との組み合わせ提案など、お客様の満足度を高めながら単価アップを実現する工夫が必要です。また、会員ランク制度の導入により、継続的な来店と高額メニューの利用を促進することも効果的です。

個人エステサロンの売上アップ成功事例

メンズオイルマッサージ「frome【フルーム】」(東京都渋谷区)では、ポータルサイト「プライベートサロンナビ」への掲載を開始したことで、売上増加を実現しています。
具体的なひと月の成果で、公式LINEのお友達が10件増加し、ポータルサイト経由での来店が3件、売上金額60,000円増加いたしました。

成果まとめ:

  • ポータルサイトからLINE登録への誘導による見込み客の獲得
  • メンズエステという専門性の高いサービスの認知度向上
  • 新規顧客の獲得による売上貢献

この他にも、掲載いただいているサロンのオーナー様から

「プライベートサロンナビを見たという方から、ご予約のお電話がきました!」

「プライベートサロンナビ経由でアロマ、アクセスバーズの両方ご予約いただきました!」

などの嬉しい報告が日々届いております!

最後に

個人エステサロンの売上アップには、複数の要素を総合的に改善していく必要があります。一つの施策に頼るのではなく、ポイントを押さえた上で様々な取り組みを組み合わせることで、より確実な成果につながるでしょう。

プライベートサロンナビでは、個人サロンに特化した集客支援の場をご提供しています。豊富な機能や見やすい掲載フォーマットにより、より多くの方々にサロンの魅力を届け、集客効果を高めるお手伝いが可能です。忙しいオーナー様に代わって、プライベートサロンナビが集客支援をサポートいたしますので、ぜひご活用をご検討ください。

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この記事を書いた人

古澤真希(makino) フリーランス・セラピスト
日本マッサージ選手権[オイル部門 4位](2023年)
2023年まで渋谷にてオイルマッサージ専門店のサロンプロデューサーを務め現在は独立。2度の店長経験と、店舗立ち上げの経験をもとに、セラピストをはじめとする個人サロンの集客問題解消をミッションとして掲げている。2019年にはアメリカまで人体解剖実習に参加するなど行動的で探究心が豊か。

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